2019年12月1日日曜日

リメイクおじさんの読書日記 「60歳からの旅は人生の栄養剤 」④




「60歳からの旅は人生の栄養剤」④


 元気に旅を続けておられる方々の実例である。
まずは、河辺豊子の自己紹介からである。

『 視力を失っても耳を澄まして愉快旅
河辺豊子(東京都・五十七歳)

 私は四才の時、疎開先の福島県で自転車にはねられ視力を失った。が、残された四感、聴覚、触覚、喚覚、味覚をフルに回転させ、盲学校で学び、一般教養を身につけた。

 そして就職、結婚。家事をこなし、二人の子供たちを育てあげ、熟年期に入った今、日々心豊かに過ごしている。

眼を失って、健常者と同じ暮らしをされているだけで、びっくりであるが、ここからが、もっとすごいのである。

現在は、福祉施設の日本盲人会連合で、点字出版物の校正の仕事にたずさわっているので、毎日通勤ラッシュを乗り越え、一時間強の道程を往復している。

そんな私の元気の源は、沢山の 〝趣味″。

 点字本での、あるいは朗読ボランティア制作によるカセットテープなどでの読書、透明の点字シールをパイに貼り、健常者の方とも共に楽しめるバリアフリー麻雀。海底二、
三〇メートルまで潜り、海の生物に触れる楽しさを教えてくれたスキューバ・ダイビング、そして、

国内はもちろん海外へも飛んで行き、その土地土地の気候風土を肌で感じとることのできる旅行。 』

私も、結構 多趣味ではあるが、極力お金のかかる旅行は、避けてきた。

しかし、もはや 老後 いっとけばよかったでは、取り返しがきかない。歩けるうちという思いが。この本のおかげで、急激に盛り上がり。YOUTUBEにあげるビデオカメラと ブログ用のカメラを しょって、近場からの一人旅が開始したのである。


リメイクおじさんの読書日記 目録










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